GLOBAL COACHING

DIALOGUE

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経営者コーチの夕べから

2009年7月2日に行われた「経営者コーチの夕べ」で、私のクライアントである株式会社イー・コミュニケーションズ代表取締役の佐藤信也さんからコーチングに関して語っていただきました。「経営者コーチの夕べ」とは、グローバルコーチングが経営者コーチを目指す人向けに、経営者コーチングとは一体どういうものか、具体的なイメージをつかんでいただけるよう定期的に開いている会です。

コーチングを始めるときのこと

本多
始めるときのコーチングに対する期待は何だったんですか?
佐藤
コーチングに対する期待はずばり会社の業績を上げるためっていうことですよ。会社の業績を上げるために必要な課題っていうのはやっぱり、強い組織。組織力を高めるという部分が、そのときのうちの会社のステージに必要で。幹部候補はいたけれど、まだ僕とその幹部候補とが十分な信頼関係で結ばれていないし、幹部候補の下のメンバーが十分ついてきているような状況ではなかったので、そこをどう巻き込んでいくかというような。そういう組織を作っていくためには、どうすればいいんですかっていうところですかね。
参加者
それは、本多さんに答えを求めていたんですか…?
佐藤
あの、本多さんはその問題を一緒に解決しましょうというふうに言ってくれたんですけどね。その答えは僕の中にしかないんだと思うんですけれども。一緒に探しにいきましょうみたいな感じのことを言ってくれたのを覚えてますね。
本多
(笑)
佐藤
目標設定するのも自分だし、部下を育てて、みんなで会社をやっていこうというタイプの経営者もいれば、カリスマ性で自分は引っ張っていくから、専門性を持った部隊を作っていったほうがいいというタイプの社長もいるんですけれども、それを選択するのは、自分じゃないですか。そういう会社を作っていきたいということについて、さっき言ったようなところが僕にも足りないだろうし、うちのメンバーにも足りないだろうから、その辺を一緒に探しにいきましょうという感じだったと思います。はじめの期待とか。目標設定としては。

・・・・中略・・・・

本多
コーチやコーチングに対して抵抗・不安を感じましたか?
佐藤
僕は、コーチングに興味があったし、会社の経営課題として僕が変わるとか、コミュニケーションを闊達にしなきゃいけないというのは意識してたんで、何かしらやりたいと思っていたんですよ。
本多
なるほど、なるほど。
佐藤
私は縁を大事にしているんで、縁があるし、じゃあ本多さんとやるかと。いう気持ちになったんですが。
一同
(笑)
佐藤
抵抗があったのは逆に、会社の他の役員ですね。
本多
ありましたねえ…。
佐藤
それは社長の個人投資だろうと。社長が個人で能力を高めることを、会社全体のプログラムみたいな形で導入するっていうのはいかがなものかみたいな抵抗とか。まあそれこそ本多さんというのは何者なんだというところから始まって。かなりの抵抗がありましたね。はじめるまでに。
本多
あったんですねえ。
佐藤
ありましたねえ。
本多
社内での合意をどう作ったんですか?
佐藤
社内での合意を作ったのは、本多さんにうちの役員とか幹部候補に会ってもらって実際に本多さんが提供するプログラムとかも体験してもらって、いいよねっていう合意を作っていく努力をしました。
本多
なるほど。
佐藤
完全に合意を得られたわけではないんですけれども(笑)。
本多
(笑)
佐藤
100%本多さんでいいとは言われなかったんですが(笑)。
本多
(大笑)
佐藤
まあ何もやらないよりは、社長がこういう新しい試みをやるのはいいんじゃないの、みたいな合意は得られた(笑)。
参加者
社内の合意を作るときに、サンプルセッションやプレサンプルをやったんですか?
佐藤
やりましたよねえ。
本多
やりましたねえ。
参加者
コーチングってこんなものっていう、なんていうかこう…
本多
全員会いましたよ、僕。
参加者
全員やりました(笑)?で、実際コーチングをやって?
本多
コーチングみたいなものをやりましたねえ。
佐藤
僕だけじゃなく、みんなもやったらどうというのも組み合わせて言ったんですけどね。社長だけやるっていうのもずるいじゃないですか。
参加者
実際他の方たちも(コーチング自体)やりましたか?幹部は。
佐藤
やってないですよ。それは。
本多
ええ。
佐藤
俺たちには必要ない!と。
一同
(笑)
参加者
なるほど。個別でやったけど、必要ないと。
本多
そうですね(笑)。実際に「やる」と決めた決め手は何だったんですか?
佐藤
縁ですね。目の前にいたと(笑)。
一同
(大笑)

始めた時の意図は?

本多
実際のコーチングではどんな話をしているのですか?コーチの問いに対してどう感じ、思ったか、シェアいただけることがあれば…。
佐藤
どんな話をしているのかっていうことで言えば、今第3段階目くらいに入っているのかなというふうに思っていて。ステップで言うと。一番最初は、僕自身が殻を破るっていうか、僕自身の自己変革のためにコーチを受けていたっていう時期で、第2段階目っていうのは、大分それで僕自身殻を破って、いろいろ打ち出すことができたので、ちょっと次は僕がコーチとして、幹部候補にどう語りかければいいのかを習得させていただいているっていうフェーズになって。

そこが今、結構いいコミュニケーションが取れるようになってきたので、最近トライしてるのが、その幹部候補が部下にどう語りかけるかっていうことを伝授するところにきています。最近は、僕に対しての課題や悩みがあるときはまずそれを解決し、僕の状態がいいときには、「会社の幹部候補がこういう風に悩んでいると相談を受けているんだけども、それに対しては、僕はこういう風にやっていきたいと思うんだけど、どうですかね」っていう話をしていたりします。
本多
他にはどうですか?実際にどんな話をしていたのか。何か刺さるものがありましたか。私のかかわりで(笑)。ああぁっ!!なんて。なんかあったんですか。
佐藤
本多さんはですね、よく泣くんですよね。
一同
(大笑)
佐藤
後になってわかったんですけど。
参加者
知ってます。
佐藤
はじめに泣かれたときには、刺さりましたよね、それは。
参加者
はじめは(笑)。
佐藤
最近はそろそろ泣くなっていうのがわかるようになってきたんです(笑)。
本多
コーチやコーチングに対して抵抗・不安を感じたことがありますか?
佐藤
結局自分の中に答えがあるんで、本多さんもその僕が発言したことについての意味とか、その下にあることはいったいなんだろうということを突っ込んで聞いてくださるんですけれども、それをしていって、初めのうちは一生懸命考えて答えていたんですけれども、たぶん本多さんは聞きたいんだろうなと思うようになった時期があるんですよ。ちょっと経ったくらいのときに。あ、たぶんこの答えをいっても、本多さんはその下を突っ込んでくるんだろうなと。
本多
なるほど、面白い(笑)。それで?
佐藤
そうすると、こっちは、じゃあその下の答えを先に言っちゃったほうがいいのかなって思いますよね。けど余計答えが出なくなるんですよね。そうすると。だから一番いいのは、目の前に浮かんだことをぽんぽん言っていったほうがいいセッションになるんだろうなと。最近はそういう風にしているんですけれども。コーチング慣れしてない、はじめはすごい新鮮で、一生懸命言われるがままにやっていたんですが、最近は大分わかってきたんでそういう風にセッションしているんですが、そうなるまでの時期は、イライラしていたことはありましたね。
参加者
深く聞かれることにイライラ感があったんですか?
佐藤
というよりも、経営に関することとかって深堀りをしていくと、すごい真理みたいな話になってくるので、要は自分でも答えがわからないんですよね。
本多
ふーん。
佐藤
そこを聞かれるっていう恐れみたいなものもやっぱりあるんじゃないかなと思います。
参加者
でも、最近は、ぽっと言っちゃったほうがそこからどんどん手繰り寄せられるというか。
佐藤
そうですね、恐れがあるなら恐れがあるって言っちゃったほうがいいというか。じゃあ恐れがあるんだったら何が原因かっていうのを見ていくっていうことにも慣れてきたんですけれども、やっぱりはじめのうちは、なかなかわからないんですよね、そこが。恐れがあるということとかがわからないので。もっと、経営っていう事柄は、何でも解決ができるんだと思っていたので、もともとは。どちらかというと、表層的なことでも解決ができるんじゃないかと。
参加者
じゃあ、イライラしていた領域が、何回も何回もやっていくうちに、すぐ取りにいけるようになったという感じ…?
佐藤
そうですね。それもありますね。
本多
ちょっと面白そうですね。
参加者
なんか、霧の中に入っちゃったほうが楽みたいな感じですか?
佐藤
そうですね。
参加者
霧が見えてきたら、恐れず。
佐藤
はい。要は経営のことをテーマじゃない、ちょっと外れたことを話していても答えが見つかることもあるし、ちょっと離れたほうがいいかなって思うときはありますね。
本多
なるほど。
佐藤信也
佐藤信也 経歴
1965年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業、株式会社リクルートコスモス(現コスモスイニシア)入社。7年間のサラリーマン生活の後、友人とともに飲食店経営で独立。その後、数社を経て、2000年5月、株式会社イー・コミュニケーションズ設立。代表取締役就任。教育・検定団体向けのシステム開発やインターネット上でテストを行うシステムを開発・運用している。
株式会社イー・コミュニケーションズHP:http://www.e-coms.co.jp/
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