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一番の学びは何か?

本多
この半年間での一番の学びは何ですか?
Iさん
可能性はすぐ半歩先、一歩先にあることです。360度、全部可能性。いつでも足を踏み出せば、変わることも出来るし、なりたい世界を作ることが出来る。自分が踏み出していなかっただけなんだなっていうことです。 でも、踏み出すのはすごく難しい。今までの自分がある中で、一歩踏み出す、自分の領域を出るっていうのは、すごく勇気のいることです。でもこれが自由に出来るようになった。「自由に一歩を踏み出すって、こういうことなのか」を学びました。

やり直したいことがあるとしたら・・・

本多
いいですね。じゃあ次。この半年の中で、セッションでもこのコーチングプロジェクトを通してでもいいんですが、やり直すとしたら、何かありますか?
Iさん
予算が許せばチームを交えてやりたかったですね。自分が一人変わったらこんなに変わるんで、全員が変わったら、すごいことになるんじゃないかなと。
本多
さっきの話にあった、チームを入れてやったセッションでは何をやったんですか?
Iさん
M&Aをして、会社を合併するということやったんです。事業を統合する中で、今まで会社の社長だった人と、我々の今までの経営チームとが一緒になって、「これから統合するにあたって、どんな不安があるか」を洗い出した。そういう、いつもずっと胸の内に抱えてるのに、お互いに影響力がありすぎるが故に、なかなか口に出せないことがある。これを思い切って出してしまおう、ということをやりました。
本多
どうだったんですか?
Iさん
一言で言うと、やってよかった。やっぱりコミュニケーションで言いにくいことってありますよね? お互いに影響力があればあるほど、言いにくいことってたくさんあるんですよ。それをあえて言ってみると、それがお互いの共通認識になるので、ひとつになるというか。課題じゃなくてチャンスに集中出来るっていう感じがしますね。

コーチの役割

本多
コーチの役割について、何か感じたことは? その場にコーチはいたほうがよかったですか?
Iさん
そうですね。恐らく、体系的なノウハウってあると思うんですよね。どうすればいいコミュニケーションが生まれるかとか、どういう質問をすれば効果的かっていうのは、やっぱりある。それってチームのことをメタで捉えないといけない。全員が自分たちをメタで捉えて、効果的な質問を生み出すのって、すごい難易度高いと思うんですよ。というのは、その質問をしてしまうと自分の立場が脅かされるかもしれないとか、思わぬ方向に行ってしまうかもしれないっていう、そういう影響力があるので。その中で自分の意図がない質問を作るのって結構難しいので、やっぱり第三者がいると非常に効果的。みんな望んでるのに、みんなが望まない結果になることってあるじゃないですか(笑)。そういう、ちぐはぐな研修、合宿、ミーティングが、生まれずに済むということですね。
本多
あれも面白かったよね。まず多数決での選択があって。でもその後にちょっと会話してみたら、結論が変わった。あれは、普段自分たちだけだと多数決が結論になっているっていうことでしょ? あの場で何が起きたの?
Iさん
何でしょうね。選択肢を見つけるってことじゃないでしょうか? 物事がひとつの方向に進んでいる時って、例えば議論が進んで「多数決で決めよう」となった時は、多数決で決まった結果にコミットしようということに自動的になっています。でも多数決によっても決まらないんだよっていうことを、あえてそこで立ち止まって逆の選択肢を出すっていうことが出来たということです。 議論の流れを水先案内人のように見る。「この流れであっちのほうに行くと、すごく広くて行きやすいと思うんだけど、実はそこ大きな岩があって、当たっちゃうんだよ」と。物事って表に出てくる表層的な部分だけじゃなくて、違う可能性もあるということに気づく。それもまた自分たちのチームのノウハウとして吸収できるって思いました。
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