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頭の中のOS(オペレーションシステム)が変わった

西村
気付きっていうか・・・、変わってますと。頭の中で。
人格改造でもなんでもなくって、うーん、頭の中のOSが変わってるんですよ。
本多
(笑)はあ(笑)
西村
それが僕の中での・・・それが、OSが変わっているからこそ、
うーん、OSが変わったっていうか、新しいOSが入ったっていうのかな。旧来の自分のOSもあるけれど、新しいOSもあるので、別にこれ(スタバのコーヒーカップを手に取り)を真ん中に、上から見ると丸だけどこう(横から)みると真四角に見えるとか、そういう風な見方・考え方を得たことに近い。
だから、これが見えるようになったなっていうことなので、それが一番自分にとっての大きな気付きっていうか、メリットだったなという
本多
どんなOSだったんですか?
西村
あのね・・・(沈黙)本多さんの言うBe Do Getというか。その・・・でGet Do Beから、Be Do Getになったというか。単純なんですけど。
本多
うんうん。
西村
たとえば、またたとえ話で悪いんだけど(笑)、たとえば英語をね、しゃべるトレーニングをするときに、まず耳に聞いたものを即座に繰り返して口に出すシャドウスピーキング?ってあるじゃないですか。
本多さんって英会話上手だからお分かりになると思うけど、ある部分で途端に聞こえるとしゃべれるようになる時があるじゃないですか。その感覚に近いんですよ。
(脳の神経がつながる感覚に近いというか。)
本多
ははは(笑)、はい。
西村
だから結局、そのS、V、Oっていうふうに、英語って主語があって動詞があって目的語とかあるじゃないですか。でも日本語って、主語があって目的語があって動詞がある・・・じゃないですか。それを瞬時に同時に理解できる感覚に近いな、と。
要するに英語で「I love you」って言うと「私は愛しているあなたを」でなく、瞬時に「僕は、あなたを、愛しています」と理解できることだし、日本語で「愛しているって」いえば、英語では「I Love you」となるように、同じことでも順序が逆であることが両方とも分かるっていう感じ?
本多
なるほど(笑)
西村
だから、OSが変わるっていうのはBe Do GetとGet Do Beの両方持っているし、(それは)悪くないし、でもそこが気付きによって腑に落ちたっていうことが・・・一番大きいのかな。
本多
はい。
西村
あり方が全てっていうか。Beが全てであるというか。
でも一方の世界ではGetというか、得たものというか、成果そのものが全てであるっていうことも分かるし、そういう考え方があるのはよく分かるんです。
本多
うんうんうん。
西村
どっちもどっちだっていうことで。
それは日本語と英語の違いくらいでいいじゃないかという感じですかね。
・・・わかります?
本多
うん。
西村
英語をトレーニングしたことのある人にしか分からない表現になるかもしれないけれど、僕の感覚ではそうでしたね。「あれ?」って。英語を英語として聞ける瞬間に近い
本多
はいはいはい。
西村
うまく表現できないなー(笑)
本多
(笑)ありがとうございます(笑)。

投資回収できたか?

本多
最初、「これだけの時間とお金をかけて、何を得たいですか」っていう会話をしたの、覚えてらっしゃいます?
西村
うん。ここにも資料がありますけど、
本多
そこから見て、『投資回収』っていうことでいうとどう評価されるんでしょう。
西村
正直、始める前は1回1回のコストは高いなって思いましたよ。やっぱり。特に、さっき言った「意図」の部分で言えば、最初の意図に投資をしようと思っていたけれど、最終的な意図が誰もわからないということは、まさに映画のあらすじが分からなかったり、最終的な結末が全く予想もつかないにも関わらず、「見てみたい」という意図だけで、すごい高い入場料を言われる、ということなので、言われた本人からすると「うーん」ていうものに近いですよね。
でも、投資回収っていうことでいうと、僕は投資したもの以上のものは得ているような気はしています
本多
はい。
西村
私は、ですよ。
本多
はい。
西村
ただ、受けてない、体験してない人にとっては、100万円で映画を見るみたいな(笑)
本多
(笑)
西村
知らない個人からすると、「えー!?」っていう感じ。おしゃべりじゃないの?っていう感じだと思いますよ。
「1500円で映画観れないの?」って感じではあると思います。
本多
もし、気を遣っていただいたらそれは嬉しいんですけれども、
気を遣っていただかなくても大丈夫ですから・・・。
西村
いえいえ、(遣ってませんよ!)
僕は例え話が得意なので続けますが、映画もそうじゃないですか。現実では、いい映画だからといって別に何百万も取るわけじゃないし、みんな均一ではあるんだけれども、でも感動の仕方っていうのは、あー損したとか、よかったっていうふうにあるじゃないですか。もし、感動精算方式というような料金体系があれば、映画の価値(支払価格)はまさに人それぞれですよね。それにすごく近いなあとは思ってるんですよ。
本多
さしつかえない範囲でいいんですけれども、具体的な成果って何かありますか。売上とか。
西村
うちの職場の温度は明らかに上がってますよ。確実に。
本多
はい。
西村
で、よく・・・みんなから「言われる」言葉ですよ。
「西村さん変わった」って(みんな)よく言いますね。でも僕は変わってないですよ。
誤解のないように言っておきますけど、これっぽっちも変わっちゃいないんです。けど、頭の中に新しいOS(見方)を身につけたのは事実ですし、表面上はこれっぽっちも変わっていないんですけど、自分自身の人の見方そのものが、変わってきたというのはあります。人には見えないはずなんですけど。
組織で言えば、業績はまあ・・・今年はトヨタがあんなことになってしまったっていう言い訳じゃないですけれど、業績は悪くはなってるんですよ。
本多
はい。
西村
悪くはなってるのは事実ですけど、・・・別に、気にしていないというか。大丈夫っていう自信もあります。温度は全然下がってませんね。
本多
うん。
西村
全然大丈夫な自信はあるし、明らかに職場の温度が上がったんです。
職場の温度っていうか、よく言えば「活性度」って言うんですかね、
僕はいつも温度、温度って言うんですけど、そこは具体的な(活性度の)成果として持ってますね。当然それは自分のチームであったり、色々な役員との関係性がよくなったりとか、本音で話ができるようになったとか色々ありますけども、そこを含めて温度は上がってると思います
本多
変わったっていうのは、どう変わったって言われるんですか?西村さん。
西村
「俺たちに近付いてきてくれたよ」って言ってるんですよ。
本多
へえ(笑)
西村
「そんなことないよ、何、言ってんだろう?」って心の中では思ってるんですけどね(笑)。「俺は変わってないよ」って。でも、「西村さん、俺たちに近付いてきてくれたんだよ」って、言ってますよ、みんな。
本多
そうなんですか。
西村
「西村さん、俺嬉しいよ」って言いながら。メンバーが。
「あーそうかそうか、よしよし頑張ってくれよ」って言いながら、(俺変わってないんだけどなーっ)て(笑)。・・・そんな成果はありますね。
本多
もう既に聞いた感じはするんですけど、そう言われてどうなんですか。
西村
いや、悪くないと思いますよ。そういうことを言われることによって、ひとりで解決できないことが自然とチームとして解決できますので、そこは大きいと思いますね。色々つながっているというか。色んなところでつながっているんですよ。つながりがすごく多く、太く、濃くなってきているっていうことに近いですね。
本多
はい。(ありがとうございます)。
あと・・・こちらはいかがですか。(メモを指して)
西村
「やろうと思っていたけどできていないこと」はね、実はないんですよ僕。
本多
ほう(笑)。
西村
できていないことは、そもそも僕がやろうと思ってなかったっていう・・・。ないですね。
本多
すごい。
西村
いや、細かいことはありますよ(笑)、あー、朝の銀行の振込がどうだとか、嫁さんがどうのこうのとかはあるんだけど、ここで吐露しなきゃいけないような「やろうと思っていたけどできなかったこと」って・・・ないですね。
本多
すごい。
西村
「そんなのあるのかしら?」っていう。・・・できなかったらやろうと思わないですもん。
本多
はい。
西村
「やると決めたからできるんだ」ってところがあります。
本多喜久雄
本多喜久雄プロフィール
1987年 慶応義塾大学 経済学部卒業。
(株)リクルート入社。1996年同社に所属している時に、アメリカサンフランシスコにて、コーチングの研修に参加。以来プロフェッショナルコーチとして、社内外で多くのクライアント(コーチングの対象者)の成功をサポート。(株)リクルートのマネージャーとして、社内でのチームビルディングや部下のコーチングを通して、売上げ拡大や新規事業の立ち上げを実現してきた。
2005年に同社退社後、ベンチャー企業のCOOなどを歴任し、コーチングだけでなく「実業で機能するコミュニケーションの技術」を研究、実践中。
米国CTI認定 プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC)
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